モンドセレクションは日本だけが有名?世界的に見た知名度とは?

国際品質機関であるモンドセレクションですが日本だけが有名なのでしょうか。国内で知られるようになったきっかけと世界的な知名度などを紹介します。

モンドセレクションは日本でも開催されている?

モンドセレクションは毎年数百もの評価セッションが開催され、各カテゴリー別に一流の専門家たちによる製品の審査が行われています。

様々な評価基準において、見事審査員たちの期待に応えた受賞製品には「優秀品質賞」や「トロフィー」、「証明書」などが授与されます。

素晴らしい品質の証となる優秀品質賞やトロフィー、証明書は例年6月に開催される「授賞式」のステージ上に招待され、名誉ある賞を受け取ります。

毎年6月に開催される授賞式は残念ながら日本で開催されることはなく、ヨーロッパ各地を巡回して行われています。

モンドセレクションの本部がヨーロッパの中心部である「ベルギー・ブリュッセル」に設立されていることもあり、過去全ての授賞式がヨーロッパの国のみで開催されているのです。

モンドセレクションが日本国内で広まったきっかけ

1961年の設立以降、およそ60年間に渡り唯一の国際品質機関として、毎年数多くの製品を評価し続けているモンドセレクションが日本国内で広まったきっかけをご紹介していきます。

モンドセレクションが日本国内で広まる一つのきっかけを作ったかもしれないのが、株式会社ギンビスが販売をする「アスパラガスビスケット」です。

株式会社ギンビスのアスパラガスビスケットは、1975年に日本国内では当時まだ知られていなかったモンドセレクションへ応募し、見事「モンドセレクション金賞」を受賞したのです。

当時のアスパラガスビスケットは、日本国内でも「大ヒット商品」として知れ渡っており、知名度が高かっただけに、モンドセレクションを受賞したことによりモンドセレクションの知名度も食品メーカーを中心に高まったと言われています。

ギンビスのアスパラガスビスケットのみがモンドセレクションを日本国内へ広めたという訳ではありませんが、1975年当時、日本国内では無名だったモンドセレクションの知名度を国内に広げたきっかけの一つであるという事実は確かです。

モンドセレクションは日本だけが有名?世界的な知名度は?

近年のモンドセレクションは、応募製品及び受賞製品の半分以上を日本製品が占めている状況が続いています。そんな中、日本だけでなく世界的にモンドセレクションの知名度はどのくらいあるのでしょうか。

結論から述べると、モンドセレクションは世界的に知名度は高くなっております。

応募製品や受賞製品の数だけを見てしまうと、日本が最も高い数値となっていますが、参加企業の数を見てみると開催地であるヨーロッパの数が最も多い傾向にあります。

つまり、製品の数は日本が突出して多いだけであって、参加国数はヨーロッパが最も多く、アジアやアフリカ、アメリカなどの企業も多く参加しており、世界的にも知名度が高いことが分かります。

また、モンドセレクションにて優秀品質賞を受賞することで獲得できる「優秀品質ラベル」は日本国内はもちろん、世界中でも受賞シンボルのマークは広く認知がされております。

モンドセレクションの日本商品の受賞傾向について

モンドセレクションにおける日本商品の受賞傾向としては、「高い受賞率」と「連続受賞」が目立つ傾向にあります。

高い受賞率

近年のモンドセレクションの日本商品受賞率は「およそ9割」と言われています。例えば、日本商品の応募数が1,000商品あった場合、900商品がモンドセレクションを受賞していることになります。

あまりにも高い受賞率を誇っているため「モンドセレクションは簡単に受賞できる」という認識をもっている方もいらっしゃいますがそれは誤りです。

高い受賞率を実現できている主な要因としては、日本製品の最大の特徴である「品質への強いこだわり」にあります。日本の企業は海外の国と比べ、製品に求める品質へのこだわりは強く、一つ一つの製品の質を徹底的に追求しています。そんな各日本企業の製品への強いこだわりが、高い受賞率を獲得に繋がっております。

連続受賞

モンドセレクションの日本商品は「5年連続」や「10年連続」といった連続受賞が目立ちます。連続受賞を獲得できる理由としては、品質向上に意識の高い日本ならではの特徴と言えます。

日本企業の多くは、一度受賞した商品の品質を落とすということはなく、さらなる品質向上に努めています。その結果が、長年のモンドセレクション連続受賞にも繋がっているのです。

モンドセレクションに日本から商品を応募する方法

モンドセレクションへ日本から商品を応募する方法をご存知でしょうか。ここでは、モンドセレクションへ応募する2つの方法をご紹介していきます。

①独自応募する

モンドセレクションへ商品を応募する方法として「独自応募する」という方法があります。自社での応募手順は以下の通りです。

1.企業データの登録

まずは、企業データの登録を行う必要があります。企業データの登録は、モンドセレクションの公式サイトにて行うことができるため、公式サイトへアクセスして進めていきましょう。

2.商品登録用紙の作成及び送付

企業データの登録後は、応募したい商品別に「商品登録用紙」を作成します。商品登録用紙もモンドセレクションの公式サイトから入手することができます。

これらの作成の際の注意点としては、全ての項目を英語で作成しなければならないことです。英語が苦手な方は難しいという方は、後述でご紹介する弊社のような「モンドセレクション公認エージェント(申請代行業者)」の活用も併せてご検討ください。

商品登録用紙が完成したら、モンドセレクション事務局へEメールまたはFAX、オンラインのいずれかで送付しましょう。

3.サンプル商品の発送

申請及び登録完了後、ベルギー・ブリュッセルにあるモンドセレクション本部へサンプル商品を発送します。この時の配送方法は「速達便」がおすすめです。

4.申請費用の支払い

最後に、申請費用を支払います。申請費用は飲料水や食品、スピリッツ&リキュールは1商品あたり「1,200ユーロ(約156,000円)」、健康製品や化粧品は1商品あたり「1,250ユーロ(約162,500円)」となっています。

申請費用は「海外送金」で支払い、手数料などは企業負担となります。

②モンドセレクション公認エージェント(申請代行業者)を活用する

モンドセレクションへ直接応募する手間や英語で資料作成する作業コストを省きたいという方は、弊社のような「モンドセレクション公認エージェント(申請代行業者)」の活用もご検討してみてください。

弊社では、モンドセレクション受賞へ向けた相談から出品資料の作成、翻訳作業、サンプル出荷、出品費用送金、受賞後のフォローまでトータルサポートをさせていただいております。

豊富な経験と実績をもつ専属のスタッフが、モンドセレクションへの応募手続きを代行して行いますので、自慢の商品を安心してエントリーをすることができます。

まとめ

今回は、モンドセレクションの世界的な知名度や日本商品の受賞傾向、応募方法などについて解説してきました。

モンドセレクションは日本だけでなく、アジアの各国やヨーロッパ、アフリカ、アメリカの企業も応募しており、世界的な知名度は高い国際品質機関です。

モンドセレクションに自社の商品を応募をお考えの方は、弊社の申請代行サービスのご利用もぜひご検討をしてみてください。