平素より弊社モンドセレクション申請代行サービスをご愛顧頂きまして誠にありがとうございます。
モンドセレクションは、約65年間もの活動を経て、今や世界的な品評会のポジション確立となりました。
弊社も申請代行事業を始め、はや10年活動させていただいております。
日本のマーケットにおける製品品質の良し悪しは、情報量の多さからユーザーにとって非常にわかりにくい状況であることには変わりありません。
そのため、レビューやアットコスメの口コミ、楽天ランキング、アットコスメランキング、No1施策等、数多くの権威付けのサービスが乱立しているのも確かです。
ユーザーにとって、第三者からの評価というものは、商品購買動機を生むための大きな要素になってきています。
モンドセレクションもその権威の一つではありますが、まだまだ「胡散臭い」「お金で買える賞」等の声も多く、ベルギーが本部ということもあり、ユーザーにとってどのような品評会なのかもわからない状況であることは確かなのです。
なぜモンドセレクションを受賞すべきなのか?
モンドセレクションを申請する目的は様々な要素があると考えています。
- 相対評価でユーザーに選んでもらうための権威付けによる競合優位性獲得による購買率の向上
- 第三者機関で認められたという権威付けによる購買率の向上
- 新規マーケットインをするためのメディアリリースによる販売先の開拓。
- メディアリリースによる認知度拡大。
- グローバルな視点での商品評価を得ることで商品企画に反映できるため。
- グローバルジャッジメントの変化に伴い、商品品質の維持イメージを確立させるため。
上記のような項目が、重たる目的で挙げられます。
しかし、モンドセレクション自体が実際に厳重な審査を行っているという点がユーザーに届いていないため、胡散臭い・お金で買える等のイメージを持たれているのではないかと思料出来ますが、実際のところはどうなのでしょうか?
モンドセレクションの審査の実態
弊社は、モンドセレクションの申請代行を約10年間携わらせていただきました。
2021年から、モンドセレクションの経営層の変更があり、今まで以上にモンドセレクションという品評会を世界的にさらに権威を上げる活動をされています。
実際、2021年以前については、申請すれば何らかしかの賞が獲得できる。というイメージを弊社も持っていたのは事実です。しかし、昨今の受賞難易度が上がっているように見受けられます。
- 例年申請を挙げられていた企業様のランクダウンが頻繁に起こっていること。
- モンドセレクションHP上の掲載商品点数が減っていること。
※銀賞・銅賞の企業様はHPに掲載NGと依頼をすることが出来るため。 - 有償の品評レポート申込が可能になったこと。
- 金賞・最高金賞の受賞難易度が非常に高くなっていること。
我々が長年申請代行を行っている中で、上記の傾向が非常に大きく顕著になっている気がしています。
例年、弊社へのお問合せで、今まで金賞がとれてたのにランクダウンしたので何とかしてほしいというお声も多く、依頼を受けさせていただくこともございますが、モンドセレクション側の審査基準を満たしているかどうか、どのような評点を受けてランクダウンをしているのかを拝見させていただく中で金賞・最高金賞の受賞されている商品はどのようなものなのかという点に触れつつ、本題に移りたいと思います。
モンドセレクションの最高金賞・金賞受賞とは?
モンドセレクションには、大きく4つの品質ラベルがあります。
- 最高金賞(90点~100点)
- 金賞(80点~90点)
- 銀賞(70点~60点)
- 銅賞(50点~60点)
この総合評点を数十項目に分けられた評価項目の中で確定されます。
金賞以上の獲得を行うには、80点以上の点数を獲得しなければなりません。
各カテゴリに見る金賞・最高金賞受賞の傾向
モンドセレクションは、食品のイメージがありますが、全世界から申請された商品の約3,000商品のうち、40%は食品以外になります。化粧品や健康食品、ワイン、飲料水、アルコールなど多岐にわたります。
弊社は元々化粧品・健康食品を強みとし、申請代行を行ってきましたが、申請ハードルが一番高いカテゴリでもあります。それは、健康食品や化粧品や成分に応じた効果効能やその内容、原料までも審査を行うため、専門的な知識を伴うカテゴリです。一方食品はテイスティング審査がメイン審査となり、使用されている原料や衛生管理面、添加物などで、化粧品や健康食品と比べ評価項目がテイスティングに偏っているのですが、化粧品、健康食品は味ではなく効果効能によるため、配合比率なども重要になってくるのです。
食品における金賞・最高金賞の傾向
食品の場合は、まず海外の平準化されたルールに基づいているか?という点を判断します。
例えば、海外では法規制されている成分が日本ではまだ認められているケースもあります。その添加物が使用されている場合においては点数を落とすリスクが出てくるため注意が必要です。
次に、パッケージも評価点の非常に重要なポイントになります。
個包装になっている製品で開けやすい、食べやすいなども評価基準に入ってきます。また、パッケージデザインがどのような製品かわかりやすくなっているか。裏面の表示ラベルはユーザーにとって安心できるもの、又は表示しておいたほうがいい内容がきちんと盛り込まれているか?という点も重要なポイントです。
上記とは別に、グローバル的に製品品質を問われやすい製品の場合において、日本の商品として海外に通用するかどうか?わかりやすく珈琲の例をとります。
日本のコーヒープロダクトはグローバル観点で見ると品質は低いとされています。豆の原産国、国内での焙煎等の仕様が海外と異なるせいかもしれません。食品の場合、前述したとおり、テイスティングが重たる評価点を占めます。そのため、海外スタンダードでは○○だが、日本スタンダードでは○○が主体となった場合において、評点が下がってしまう可能性があるのです。
化粧品・健康食品における金賞・最高金賞の傾向
健康食品
まず健康食品については、非常に毎年審査が厳しくなってきています。海外は日本よりサプリメント大国ということもあり、ハードカプセル型であればカプセルの品質までもヴィーガン仕様にしていたり、打錠型のサプリメントは海外では有効成分を入れれる量が少ないことからソフトシェル型、ハードカプセル型が主流になっています。
日本国内では、マーケットインさせるためのプロダクト開発が主流の為、効果効能は言えればOK、広告ありきで製品開発をされている企業が多いのも事実で、実際の有効成分が微々たるものしか入っていないサプリメントが多いため、科学的根拠の評点や有効成分の量で評点を大幅に落とす傾向があります。
ここで、ということは海外の基準と日本の基準がそもそも異なるので結果が付いてこないのでは?と疑問視される方もいらっしゃると思いますが、モンドセレクションは日本の基準も考慮した評価を行っています。
例えば、アメリカのサプリメントの有効成分は○○mgまで配合可能だけれども、日本の規定は○○mgまでしか配合できないという成分も多く存在します。そのような国に依存する基準についてはしっかり把握をしており、反映しているのでご安心頂ければと思います。
健康食品では、必ず押さえないといけないポイントとして、
- 有効成分は何なのか?
- その有効成分は効果が得られるだけの量が入っているのか?
- パッケージに有効成分以外の広告的要素が入っていないか?
この3つは必ず押さえないといけません。
化粧品
化粧品カテゴリは、日本の製品は非常に優秀とされ、金賞・最高金賞が非常に高い傾向にあります。
こちらは、日本の製造工場のクオリティーに裏付けされているのでは?と感じています。
但し、健康食品と同様、有効成分や有効成分の量、パッケージ記載の内容が非常に重要になってくるため注意が必要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
モンドセレクションの金賞・最高金賞は、皆様が思っているよりハードルが高く、裏付けされた製品品質がしっかりしていることが重要になってきます。
今後より申請数が増えるであろうと感じていますが、申請をお考えの方は是非一度弊社にご相談頂けますと幸いです。