モンドセレクションへの自社申請と代理店を使用した際のメリットとデメリットをご紹介。

弊社がモンドセレクション申請代行事業を始めて、約6年となります。
その中で、クライアント様から多くお声を頂戴するのが自社申請の場合と弊社のような申請代行事業者を使用した際のメリットやデメリットです。

モンドセレクションの申請について、日本国内では未だに胡散臭い、信頼性に欠ける等まだまだ認知されていない状況にあります。それは弊社のような代行事業者が何をやって、モンドセレクションとはどのような機関なのかという点がはっきりと伝えられていないのではないかと考えています。


この記事では、少しでも弊社並びに代行事業者がどのような作業手順で申請の代行を行っているか?また料金についてもどのような代行費用が発生しているかという点を書きたいと思います。
この記事を公開することで、弊社のデメリットになる可能性も含まれていますが、少しでも多くの企業様にモンドセレクションを認知いただければという想いを汲み取っていただければ幸いでございます。

モンドセレクション申請に必要な書類

モンドセレクションで一番労力が発生するのが、提出書類の準備です。
モンドセレクション公式サイトでは、エントリーサイトがあり、そこから日本語で確認することが出来ます。
実際、モンドセレクション公式サイトでも日本語版でのサイトが準備されており、申請が容易に感じ、かつエントリーシートだけでも申請は可能になります。

エントリーシートは商品に関する詳細のヒアリングシートのようなもので、商品概要やパッケージデザインの提出などが必要になってきます。

・エントリーシート
・パッケージデザイン展開図
・その他の商品概要資料
・商品サンプル

上記の提出でモンドセレクションの審査を受けることは可能になります。

しかし、審査員は全世界から集められた外国の方となり、日本特有の言い回しの課題が出てきます。もちろん社内に翻訳が出来る方がいらっしゃれば十分に対応できる範囲かと感じています。

モンドセレクションの申請代行業者がやっていること

弊社をはじめとする日本国内のモンドセレクション公認エージェントは、お客様の商品の依頼を受け、以下のような作業を主に行っています。

  • モンドセレクション申請可能事前調査
  • エントリーシートの代理入力
  • 商品による商品概要資料の翻訳作業
  • 申請書類の提出
  • 通関書類の作成(INVOICE作成)
  • 商品輸出入に関する全証明書類(約20 種類)の作成(英文)
  • 商品サンプルの配送
  • 外国送金必要書類(英文)作成
  • 出荷における運賃支払い(航空運賃・輸出入通関費・関税・配送料等)
  • 現地輸入通関・配達における諸費用支払
  • メダルデータ取得、メダル取得ルールの英訳や問い合わせ
  • その他、トラブルシューティング及び確認事項

上記、すべて英語または仏語での対応となり、エントリー資料の問題だけでなく、海外との取引に関する項目がおおく存在していることが分かります。時間をかければクリアされる課題ではありますが、トラブルシューティングが多いことがあり、申請代行業者に一任したほうが安心とのお声も多いのが現状でございます。

申請代行業者を使用するメリット・デメリット

前述で述べた代行業者が行っている作業について、ある程度の時間をかければエントリーは自力で出来るかと思います。しかし、そのほかにも申請代行業者を使うメリット・デメリットがある点について述べさせていただきます。

申請代行業者を利用するメリット

申請代行事業者は、日本国内で約7社程(公認を得ている企業のみ)ございます。
https://www.monde-selection.com/ja/agents-jp/
※少なからずとも、代行業者を使用される場合は上記のリストに記載のある業者様に依頼されることをお勧め致します。

メリット①|情報量

申請代行事業者は例年、モンドセレクション本部(責任者)との定例MTGがあります。毎年申請終了後に振り返りの打合せと、今後の方針の共有、モンドセレクションの考えなどを聞く機会があるのです。
あくまでも、モンドセレクションの審査結果に対する詳細や、審査基準などの詳細を公開されるわけではございませんが、我々はモンドセレクションが審査規定としている内容を把握することと、どのような傾向があるのかという大枠での共有を受けているのです。
その大枠の審査規定に基づき、審査結果と照らし合わせることにより例年の申請企業様へのアドバイスを実施させていただいております。

自社で申請を上げる際には、個別に連絡を行い対応はしていただけると思いますが、実際の傾向などは教えてくれません。そのような過程を持っている申請代行事業者だからこそ知りうる情報があります。

メリット②|費用対効果

時間換算した際の費用対効果は圧倒的に、申請代行事業者に依頼したほうが安くなります。
もちろん可視化された費用の絶対金額は出て行っているように感じますが、提出資料(日本語)の一式をそろえてご提出頂く期間を約1週間とします。その整理された資料の翻訳文字数は約3万文字(※弊社平均)と換算すれば、英翻訳コストが1文字2円と見積もっても、60万円発生するのです。かつ化粧品や健康食品カテゴリについての有効成分は高度な翻訳レベルが必要になってきます。自社で行ったとしても固定給25万円の社員の方が2ヵ月間かけて実行となれば50万円の費用が発生します。

メリット③|トラブルが少ない

他社の状況はわかりかねますが、弊社で例年数百の商品をお預かりし、ベルギーまでの輸送手続きを行っております。成分や形状によって配送コストが大幅に発生したり、事前調査を行った結果通関を通らず返却又は没収になるケースもあります。返却になってしまいますと、返送費用が追加で発生し、約3万~6万円の輸送費が追加ではっせいするケースもございます。

申請代行業者の中には、返却送料を請求する事業者も多いですが、弊社は代行費用の中で通関を通らなかった責務まで負う契約となっておりますため、追加費用は頂いておりません。

申請代行業者を利用するデメリット

デメリットとしては費用の部分が大きく影響するのではないでしょうか?
審査費用は実費として1,300~1,350€、必ず発生するものですが、代行費用の考え方として自社申請の場合の作業工数と見合うかどうかの天秤にかけることをお勧めしております。

まとめ

モンドセレクション申請について、結論企業様の方針に準ずるという点が挙げられますが、申請結果と作業のバランスを考えると代行業者に依頼したほうが安心して申請に取り組めるのではないでしょうか?

例年、自社申請を行っていた会社様よりご相談を頂いておりますが、銀賞から金賞や最高金賞を目指したいのだが、いい方法はないかとの相談がございます。
その際、過去にご提出頂いた資料を拝見させて頂くと不備資料が多く、申請に際する情報がないことによる損失が見受けられるのも事実です。

もし、自社で申請を考えられている企業様につきましても弊社のコンサルティングサービス等もご提供させていただいておりますので是非ご検討いただければ幸いでございます。

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株式会社ByThink モンドセレクション事業部
info@apply-monde.jp