まずは日本酒をモンドセレクションに申請できるかという点をご説明します。答えは出品可能です。モンドセレクションは国際的な品質評価機関なので、日本酒を受け付けてくれるのか不安ですが、日本酒もスピリッツ&リキュールカテゴリーとして出品することができますので、ご安心ください。
それでは日本酒でモンドセレクションを受賞するポイントや審査項目、実際に授賞している商品のご紹介をさせて頂きます。
審査基準
・視覚
・嗅覚
・味覚
・全体的な調和性
・パッケージ
評価の大半は感覚器官テストによるものとなりますが、パッケージのデザインやボトルの形状、使いやすさなどの項目も審査対象となります。
味など基本的なことへのこだわりはもちろんですが、パッケージなどの見た目も重要な項目となります。
審査員
審査員は公平性を期すために非公開とされていますが、下記のような方による酒類審査会を構成しています。
・ワイン醸造学者
・マスターソムリエ
・科学技術者
・専門コラムニスト
など
ビールや日本酒、リキュールなどそれぞれで専門性が強くなるため、審査会の中でその商品を専門としている審査員が審査を担当することになります。
受賞するポイント
上の項目でご説明した通り、味が優れているだけでは受賞することはできません。
パッケージではその商品が何を伝えたいのか、デザイン性はどうなのか等が問われます。高級感を出したい商品、大衆向けにお手頃感を出したい商品ではパッケージのデザインが全く異なります。その辺りがうまく表現できているのか、という点も評価につながります。
全体的な調和性という審査項目がありますが、視覚・嗅覚・味覚による評価が行われますので、それぞれどれか1つが突出しているだけでなく、全体的な調和がとれているのかという点も評価ポイントです。
受賞するポイントとしては目が行きがちな味だけではなく、その他の項目にも目を配らせて対応することが大事になってきます。
申請した商品の売上や企業の規模は審査に影響はありませんので、純粋な商品力で勝負することができるのも特徴の1つです。
受賞商品紹介
白鶴酒造株式会社:白鶴 大吟醸
旭酒造株式会社:獺祭 磨き二割三分物語
田端酒造株式会社:羅生門 龍寿 純米大吟醸(29年連続最高金賞)
白龍酒造株式会社:特撰大吟醸酒 笹屋茂左衛門
有限会社渡辺酒造店:蓬莱 超吟しずく
実際に受賞した商品では大手企業からご当地で販売されている商品までさまざまございます。
企業規模や販売経路を問わず、モンドセレクション受賞をきっかけとして売上を伸ばしている企業が多数ございます。
日本酒のモンドセレクション受賞サポートを行っておりますので、ご不明点等ございましたら、お気軽にお問合せください。
モンドセレクション公認エージェント 株式会社ByThink 池谷 陽介
03-3206-0330